【社会】岡山県立高校入試突破のために11月にやっておきたいこと

岡山校,大元校,芳泉校,庭瀬校,御南校,倉敷校,大高校

実際に過去問をみながら説明を続けましょう。(H31年 入試問題から抜粋)

下線部(d)情報についての問題です。

資料1の発行部数・出版点数が2000年以降減少していること。資料2でインターネットの人口普及率が上昇していることを読みとり、「新聞発行部数と雑誌出版点数が減少しているのは、普及の進んだインターンネットから情報を入手する人の割合が増えたことがおもな原因である」と適切に表現する力が問われます。

歴史や地理にもいえることですが、出来事や事象には必ず「原因・理由」があります。今回の問題では、発行部数と出版点数の「減少」という事象の「原因・理由」がインターネット普及率であるということを読み取ってほしかったのです。

このグラフ急激に下がっているな。じゃあその原因・理由が別の資料から読み取れないかな?」という意識が重要になります。

このように複数の資料を見比べて、一つの答えを導き出させる「考える問題」が多く出題されます。

用語問題や記号問題に関しても、「〇〇したのは誰?」や「△△が起こした反乱はなに?」といった一問一答問題は減少傾向にあり、物事を時代背景や結果、その後の影響についてまで流れで理解しているかが問われるようになってきています。

まとめると、岡山県高校入試「社会」で点を取るためには、教科書レベルの内容を時代の流れと関連づけながら確実に暗記することが不可欠になります。そして、章末問題や発展問題の演習を重ね、資料の読みとり方や記述式の問題に慣れることで「考える力」を育成することが重要になります。